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第54回 佼成学園男子校 卒業式です。

平成24年3月10日(土)、普門館において『第54回 佼成学園高等学校 卒業証書授与式』が行なわれました。
この日めでたく卒業する生徒は202名。卒業生累計では14221人になります。

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学園歌斉唱

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皆さんは学園歌を覚えていますか?
私は個人的には一番の歌詞の「向学ののぞみにあふれて誇りあり佼成学園」のくだりが好きですが、改めて歌ってみると三番の「智を深め徳を修めん誓いあり佼成学園」もいいですね。創立者庭野日敬先生の志を感じました。

しかし、さすが男子校。
「一同、起立!」の号令に一斉に声もなくスッと立ち上がると、会場は一瞬にして凛と静まりかえりました。

卒業証書授与

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授与式は、生徒一人一人の名が呼ばれ、代表者が順番に壇上に上がって校長先生から証書を授かります。
名を呼ぶのは勿論、担任の先生ですが、先生にとってこの日はさすがに感無量なのでしょう。
手を震わせながら名簿を読み上げる先生、思いあまって声を詰まらせる先生、胸を張り一際大きな声で読み上げる先生、生徒全員の姓と名を諳んじていて生徒の顔から目をそらさずに名前を呼ぶ先生。生徒たちは、いつまでも恩師のことを忘れることはないでしょう。

表彰状授与

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自分たちの時はどれだけ表彰状を授与されたか覚えていませんが、今年は全部で66人の生徒が表彰されたのには驚きです。
春、夏の野球部の活躍で、都や杉並区からいくつも表彰されていましたが、高校生新聞社賞等、スポーツのみならず文化部の表彰もありました。

圧巻だったのは三ヶ年皆勤賞です。
なんと39名が表彰され、そのうち11人が中学の3年間を合わせて六ヶ年もの間、それこそ雨の日も雪の日も風の日も、一日も休まず、一度も遅刻や早退がなかったなんて、ただただビックリです。
本人の努力は勿論、ご家族の応援あってのことでしょう。

学園長諭告

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二代目学園長庭野日鑛先生の諭告が、酒井理事長より読み上げられました。
先生のお詞は、生物学の一説を引用され、「人間の体を構成する分子は、毎日新しい分子と入れ替わっており、一年もすると身体中の全てが入れ替わる。したがって、考えようによっては、今日の自分は二度とないのだから、今日の出会いも二度とないことになる。だから一日一日を大切に生き、今この時を大事にしよう」と、お教えになられました。

確かに若い頃は元気がいいものだから、今日と同様に明日は必ずやって来ると疑ってもみませんでしたが、昨年の東日本大震災のように、いつ何が起こるか分かりません。 皆さん!今日、この時を大事に生きましょう。

同窓会会長の祝辞

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同窓会吉尾会長からは、祝辞に併せて、今年開催予定の同窓会総会への出席のお願い、住所が変わった場合の連絡のお願いが伝えられました。卒業生約14千人の内、連絡が取れない人が8千人以上もいるのですから、この点は切にお願いします。

卒業の言葉

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卒業生を代表して田内敦君から校長先生に『卒業の言葉』が伝えられました。
学校生活の中で余程感動したことがあったようで「同級生や恩師に対して心より感謝している」ことが何度も告げられました。あとで榎並校長先生にお聞きすると、何か衝撃的なことがあったようで、壇上で田内君の言葉を聞きながら、その時のことが思い出され涙が止まらなくなったそうです。

閉会

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校歌斉唱、そして副校長先生の閉会宣言で卒業式は無事終了し、『蛍の光』に送られて生徒たちは静かに退場していきました。 そのあとの吹奏楽部の生徒三人による『旅立ちの歌』の演奏を聞き、ついあの頃のことを思い出し感傷的になった、卒業式でした。

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