平成23年度 佼成学園創立記念日
普門館の大ホールの緞帳が下りています。
平成23年9月7日(水)午前九時、間もなく、佼成学園、平成23年度創立記念式典が始まります。
緞帳が上がり、男子校、女子校合同のブラスバンドの伴奏により、学園歌の斉唱が行われました。
男子、女子が一緒に並んで献花を行いました。続いて、ステージには大きなスクリーンが下り、遠い昔には、有り得なかったこと。“羨まし(*^^)v”
在りし日の創立者庭野日敬先生のお姿ととに、佼成学園創立の経緯やご尽力の模様が映像で伝えられました。
庭野日敬先生は、佼成学園の理念を『行学ニ道に励み候べし』と説かれています。
そして「先祖供養と親孝行が大事。これは人間として当たり前のこと」
「学業で良い成績をとることより、当たり前のことを当たり前に行うことができる人間を育てていきたい」とも説かれていました。
それが、広く社会に開かれた佼成学園の所以でしょうか。
またスクリーンでは、庭野日敬先生の世界平和に向けてのご活躍の模様が紹介され、
「高い目標をもって行学ニ道に励む」ことの大切さを教えていただきました。
続いて、学園長の庭野日鑛先生の諭告がありました。
学園長からは、「『行学』に似た言葉として『学習』という言葉があるが、古くは紀元前の中国の書物にも著わされており、古より『教育』が大切にされて来たことを教えていただきました。
創立記念式典が終わると、第二部は記念講演です。
講演者は、JENの木山啓子先生です。
テーマは「誰かのためなら人はがんばれる」です。
JENは、世界中の被災地や難民キャンプなどに人を派遣したり、現地の人と連携して、困っている人のサポートをしている組織です。
JENの、支援活動に一例は下記(左写真)の通り(東日本大震災での活動の一部)ですが心のケアや、リラクゼーションも行います。
写真は、海外での支援活動の一部ですが、『癒し』は、日本と同様に人気があるようです。
支援物資は、現地で山積みになっていたのでは、折角の好意も意味のないものになります。
必要なものを必要なときに届けられることが大切です。
JENでは、要所に倉庫を準備し、そこを基地として現地に支援物資を送ります。
東日本大震災で、まず必要だったのが、スコップや長靴、手袋等の汚泥を除去する道具です。
木山先生と、石巻で実際にサポートに当たられた現地の方とのお話の場面では、津波に襲われた女性を、身を挺して助けられたことや、被災者の方が心で願っていることが何か、等々の紹介がありました。
『5つのお願い』を肝に銘じて、被災された方に真心を届けていきたいと思います。